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理事長ブログ

福祉の仕事の面白さ

2020-06-02
蒼渓会理事長の有野です。

福祉の仕事というと、一般的に良く知られているのは介護保険系の仕事でしょうか。

床屋さんなどでも、よくお仕事何しているんですか? と聞かれて、「福祉」ですと回答すると、「介護のお仕事なんですね」と言われます。

特に、障害福祉の分野でも知的障害や身体障害の福祉は歴史がありますが、精神障害者の福祉は30年程の歴史しかありません。

「福祉の仕事の面白さって何?」と質問したら、みなさんはどんなふうに答えますか。

一言で、精神障害と言っても、統合失調症、そううつ病、発達障害、自閉症、高次機能障害、摂食障害、アルコール依存症など様々な疾患や障害名が思いつきますが、病名や障害名でその人のことは全く分かりません。

例えば、「蒼溪会の人だから」「山梨の人だから」「血液型がA型だから」と言ってくくられても、同じ人など一人もいませんよね。

人間は、今までの生きざまや出会った人、経験で自分の考え方や価値観ができていると思います。人間は複雑です。そんな複雑な人間を相手にしている福祉の仕事は、大変ですし苦しいです。それを面白いと思うのか、苦しいと思うのかは、自分次第……。

 それは、利用者さんだけではなく、職員同士の間でも同様なことが起きています。

 「そもそも、私たちの仕事は何のためにあるのか?」と考えてみてください。そこに福祉の仕事の面白さがあるのだと思います。

 福祉の仕事の目的はとてもシンプルです。でも仕事は複雑です。だから、福祉の仕事は面白いと私は感じています。

どうせ仕事をするなら、楽しみましょう。

法人サービスコンセプト 「患者でもなく、障害者でもなく、“あなた”です」
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